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質問:内科では精神症状や心因性の病気を診られるのですか。

[2023.07.20]

 

精神症状や心因性の病気についても、日本ではまだ内科で診察が行われることがあります。しかし病院の規模や地域、患者の症状や状況などによりかなり事情は異なります。分野では主に内分泌疾患、膠原病、遺伝性疾患、悪性腫瘍、慢性疾患は心身の症状が重なる部分が多い病気です。例えばリエゾン精神医療はそうして生まれてきた経緯があります。

また高齢者の診療は特に内科、精神科の重要な役割の一つです。老年内科や高齢精神科という診療科もあります。高齢者は症状が現れにくい、複数の問題を併せ持つ、内服薬剤の副作用が出やすい、環境変化の影響を強く受けやすい等、若年者と異なる特徴を有しています。これら複数の問題を同時にバランス良く調整することは非常に重要です。せん妄などの全身治療は多くの科にまたがるため難しいと考えられます。患者の服薬、年齢、症状や生活状況を考慮しながら、最適な診療を提供することが我々クリニックには求められていると自覚しています。

 

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