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主な診療内容

神経発達症

これは子供の発達の一部に遅れまたは異常がある状態を指します。
国家や民族、男女比、時代により違うのですが、これらは総じると全人口の10%近くになります。そして疾患という観点と違い、ある意味ではその人達の個性や人格を形成するものと言え、当然大人になっても社会適応の中で変化はするものの、いつまでもこのような性向は当然維持されるものです。
アスペルガー症候群、注意欠陥多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、学習障害などが含まれます。
行動療法、薬物療法、教育介入が一般的な治療法です。

躁鬱状態(バイポーラ障害)

これは気分が極端に変動する精神疾患で、極度の喜び(躁状態)と深い悲しみ(鬱状態)の期間が交互に現れます。
薬物療法と心理療法が主な治療法です。

抑うつ状態

これは気分が落ち込み、活動量が減少し、生活に対する楽しみが失われる状態を指します。
抗うつ薬と心理療法が主な治療法です。

睡眠障害

睡眠の質や量、タイミングが不適切または不満足な状態を指します。
睡眠衛生の改善、認知行動療法、薬物療法が主な治療法です。

統合失調症

これは10才代から50才代が多く、比較的思春期にストレスが契機になり発症します。
現実との接触を失い、離人感、幻覚、妄想、思考の混乱など多数の症状が様々に合併を伴う、長期にわたることの多い重篤な精神疾患です。
人口の0.08%前後に出現し、遺伝素因が多く関与しますがまだ不明な要因が多いです。
抗精神病薬と心理療法、作業療法などが主な治療法です。

片頭痛・緊張型頭痛

片頭痛は、激しい偏頭痛や光・音への過敏さなどの症状が特徴的です。
一方、緊張型頭痛は、頭全体に鈍い痛みが生じ、まるで頭に帯が巻かれたような感じがします。
生活スタイルの改善、ストレス管理、予防的薬物療法、痛みを和らげる薬物などが治療に用いられます。

筋萎縮性側索硬化症 (ALS)

ALSは、筋肉の弱さや萎縮、そして最終的には全身の麻痺につながる神経の変性疾患です。
現在のところ、この病気の進行を遅らせる薬物療法(例えばリルザール)がありますが、完全な治療法はまだ存在しません。

脳梗塞・脳卒中

脳血管の障害により脳への血流が途絶えると、脳細胞が酸素と栄養を欠き、脳卒中が発生します。
急性期には、クロトプラセートやアルテプラーゼなどの組織プラスミノーゲン活性剤(tPA)を用いた再灌流療法が行われます。
リハビリテーションは回復の重要な部分です。

せん妄

せん妄は急性脳症候群で、意識の混乱や注意力の低下、認知機能の変動などが特徴です。
原因は多岐にわたり、薬物の副作用、感染症、電解質の異常などが考えられます。
治療はまず原因の特定と対処から始まります。

急性意識障害

急性意識障害は、意識レベルの急激な低下を特徴とします。
原因は頭部外傷、脳出血、薬物中毒、代謝異常など多岐にわたります。
治療は原因を特定し、それを対処することから始まります。

カサンドラ症候群

カサンドラ症候群は、パートナーが自閉症スペクトラム障害(ASD)であることによるストレスを体験する非ASDのパートナーに見られる一連の症状を指します。
治療には、対人関係療法やカウンセリングが有効です。

ブレインフォグ

ブレインフォグは一時的な認知機能の低下を指し、集中力の欠如、記憶力の低下、混乱などの症状があります。
睡眠、栄養、運動、ストレスの管理などのライフスタイルの改善が有効です。

非定型鬱病

非定型鬱病は、特定の要素や状況が一時的に気分を改善するなど、典型的な鬱病とは異なる特徴を有します。
抗うつ薬、認知行動療法(CBT)、ライフスタイルの変化などが治療法として用いられます。

解離性障害

解離性障害は、意識、記憶、身体感覚、行動の制御の連続性が失われる状態です。
精神療法が主な治療法で、特に認知行動療法が有効です。

適応障害

適応障害は、困難なライフイベント後に起こる心的ストレスを特徴とします。
心理療法、特に認知行動療法(CBT)、薬物療法、そしてストレス管理技術の学習が有効です。

HSP (高感受性人間)

HSPは、物理的、感情的、精神的刺激に対する過敏さを特徴とします。
自己理解、自己保護、自己調整の技術を学ぶことが有効です。

ストレス障害

これは一般的に、強烈なストレスやトラウマ後に発生します。
心理療法(特に認知行動療法と露出療法)、薬物療法(抗うつ薬、抗不安薬)、リラクゼーション技術が有効です。

慨日リズム睡眠覚醒障碍

これは、体内時計と環境のライトダークサイクルとの不一致によって引き起こされます。
光療法、行動療法、メラトニンなどの薬物が有効です。

レム睡眠行動異常

レム睡眠中に筋肉が弛緩しないために、夢を実際の動きとして表現します。
クロンジンやメラトニンが一般的に処方されます。

睡眠時無呼吸症候群

これは睡眠中の呼吸停止を特徴とします。
CPAP(連続陽圧呼吸器)、口腔装置、または生活習慣の変更が一般的な治療法です。

過眠症

過度に多くまたは長く眠ることを特徴とします。
刺激薬、行動療法、または生活習慣の変更が治療法として用いられます。

むずむず脚症候群

不快な感覚と強迫的な運動衝動を特徴とします。
ドパミン作動薬、抗てんかん薬、ベンゾジアゼピンが治療に使われます。

ナルコレプシー

突然の眠気発作、筋肉の弛緩を特徴とします。
刺激薬、抗うつ薬、またはナルコレプシーに特化した薬物が用いられます。

パニック障碍

予期しない強烈な恐怖や不安の発作を特徴とします。
認知行動療法(CBT)と薬物療法(SSRI、ベンゾジアゼピン等)が一般的に用いられます。

PTSD (心的外傷後ストレス障害)

トラウマ体験後に持続的なストレス反応を示します。
認知行動療法(特に露出療法)、EMDR(眼球運動による脱感作化と再処理法)、薬物療法が有効です。

強迫性障碍

不要な強迫的な思考と行動を特徴とします。
認知行動療法(特に露出と反応防止)、SSRIなどの薬物が一般的な治療法です。

社交不安障碍

社会的な状況に対する過度な不安を特徴とします。
認知行動療法と薬物療法(SSRI、ベンゾジアゼピン等)が一般的に用いられます。

などが行われます。

行為障害

子供の反社会的な行動や規範に反する行動を特徴とします。
個別または家族の行動療法、薬物療法(ADHDの症状がある場合)が一般的です。

てんかん

不規則な脳活動による突然の発作を特徴とします。
抗てんかん薬、神経刺激療法、特定の場合には外科手術が治療法として用いられます。

依存症

物質や行動への適応不全な依存性を指します。
認知行動療法、薬物療法(ニコチンパッチ、抗酒薬など)、自助グループが一般的です。

クレプトマニー

コントロールできない盗みの衝動を特徴とします。
認知行動療法(特に衝動コントロール技術)が有効です。

学習障害

特定の学習スキル(読み書き、数学)に困難を伴います。
特別な教育方法、学習技術、個別支援が有効です。

認知症

記憶、思考、行動に影響を及ぼす進行性の脳障害。
薬物療法(コリンエステラーゼ阻害薬やNMDA受容体拮抗薬)、認知訓練、環境の調整が一般的です。

一過性健忘

短期間の記憶喪失を特徴とします。
通常、特定の治療は必要なく、時間と共に自然に改善します。

軽度認知機能障碍

記憶や思考の微妙な変化を特徴としますが、日常生活には影響しません。
健康的なライフスタイル、認知訓練が推奨されます。

書字障碍

書く能力に困難を伴う学習障害。
個別化された教育計画やスキル練習が有効です。

読字障碍

読み書きに困難を伴う学習障害。
個別化された教育計画やスキル練習が有効です。

性同一性障害

自己の性別認識が生物学的性別と一致しない状態。
心理療法、ホルモン療法、性別適応手術が存在します。

摂食障害

食事や体重についての異常な焦点を特徴とします。
栄養療法、心理療法、薬物療法が一般的です。

心身症

心の問題が身体の症状を引き起こす。
心理療法、薬物療法が有効です。

自律神経失調症

自律神経のバランスが崩れることでさまざまな症状が出る状態。
ライフスタイルの改善、リラクゼーション療法、薬物療法が一般的です。

機能性ディスペプシア

消化不良症状があるが、具体的な病気が見つからない状態。
食事療法、ストレス管理、プロトンポンプ阻害薬等の薬物療法が一般的です。

過敏性腸症候群 (IBS)

腸の動きや感度の異常により、腹痛や便通異常が続く病気。
食事療法、ストレス管理、薬物療法が一般的です。

起立性調整障害

立位時に血圧が低下し、めまいや失神を引き起こす病態。
水分と塩分の摂取、圧迫ストッキング、薬物療法(ミダドリンなど)が一般的です。

月経前症候群 (PMS)

生理前に心身の不調が現れる。
生活習慣の改善、薬物療法(抗鬱薬、ホルモン療法)があります。

更年期障害

女性ホルモンの減少により発生する心身の症状。
ホルモン補充療法、抗鬱薬、生活習慣の改善が一般的です。

男性更年期

男性ホルモンの減少による心身の症状。
ホルモン補充療法、心理療法が一般的です。

精神発達遅滞

学習や生活技能が遅れる状態。
個別教育計画、行動療法、社会スキルトレーニングが有効です。

愛着障害

信頼性のあるケアギバーとの安全な愛着形成が困難な状態。
治療はケアギバーとの関係改善と環境の安定化を目指します。

人格障害

個人の行動、感情、思考のパターンが柔軟性を欠き、社会や他人との関係に問題を生じる状態。
心理療法が一般的です。

複雑性悲嘆

長期的な悲嘆や喪失感。
心理療法、特に対人関係療法や認知行動療法が有効です。

慢性疲労症候群

6ヶ月以上続く深刻な疲労感。
認知行動療法と漸進的エクササイズ療法が有効です。

線維筋痛症

全身の筋肉や軟組織が痛む疾患。
薬物療法(抗鬱薬、抗てんかん薬)、物理療法、認知行動療法が有効です。

吃音症

話す際の流暢さやリズムが乱れる状態。
音声療法が一般的です。

チック障害

突然の、急速な、反復する運動や音声の発生。
行動療法、薬物療法(抗精神病薬、中枢神経刺激薬)が一般的です。

本態性振戦

手足や頭部の揺れを特徴とする疾患。
薬物療法(βブロッカー、抗てんかん薬)、深部脳刺激療法が有効です。

パーキンソン症候群

運動機能が次第に失われる神経変性疾患。
薬物療法(ドパミン補充療法、MAO-B阻害薬)、物理療法、深部脳刺激療法が一般的です。

バセドウ病

自己免疫疾患で甲状腺が過剰にホルモンを分泌します。
抗甲状腺薬、放射線ヨード治療、外科手術が一般的な治療法です。

橋本病

甲状腺機能が低下する自己免疫疾患。
レボチロキシンなどの甲状腺ホルモン補充療法が一般的です。

クレチン症

甲状腺ホルモンの欠乏により知能障害を引き起こす疾患。
新生児スクリーニングと早期の甲状腺ホルモン補充療法が重要です。

アジソン病

副腎皮質が不足する病気。
ホルモン補充療法(コルチゾール、フルドロコルチゾン)が必要です。

クッシング症候群

ステロイドホルモンが過剰になる状態。
原因により外科手術、放射線治療、薬物療法(抗腫瘍薬、ステロイド合成阻害薬)が選択されます。

高プロラクチン血症

プロラクチンが過剰に分泌される状態。
ドパミン作動薬が一般的な治療法です。

副甲状腺機能異常

高カルシウム血症や低カルシウム血症を引き起こす。
治療は原因により異なり、薬物療法、外科手術、ビタミンD補充が考えられます。

成長ホルモン分泌不全症

身長の伸びが遅い状態。
成長ホルモン補充療法が一般的です。

尿崩症

抗利尿ホルモンの不足または反応不全。
補充療法(デスモプレッシン)や飲水制限が一般的な治療法です。

性腺機能低下症

性ホルモンが不足する状態。
男性ではテストステロン、女性ではエストロゲンとプロゲステロンの補充療法が一般的です。

ギラン・バレー症候群

神経の髄鞘が損傷し、筋力が急激に低下する自己免疫疾患。
治療には免疫グロブリン療法や血漿交換療法が一般的です。

脳炎・神経炎・髄膜炎

脳や脊髄が炎症を起こす状態。
原因により抗ウイルス薬や抗生物質などが使われ、炎症を抑えるためにステロイドも使われることがあります。

重症筋無力症

神経と筋肉の接続部分で信号がうまく伝わらない自己免疫疾患。
抗コリンエステラーゼ薬、免疫抑制薬、血漿交換療法、免疫グロブリン療法などが一般的な治療法です。

筋ジストロフィー

筋肉が次第に弱くなり、萎縮する遺伝性の疾患。
現在、根本的な治療法はありませんが、対症療法(理学療法、薬物療法)や遺伝子治療の研究が進められています。

多発性硬化症

中枢神経系の神経が損傷し、体のあらゆる機能に影響を及ぼす自己免疫疾患。
病状の進行を遅らせる薬(免疫調節薬)、発作を抑える薬(ステロイド)、症状を改善する薬(筋弛緩薬、抗痙攣薬)が一般的に使用されます。

運動失調症

脳の小脳が正常に働かず、運動の制御が難しくなる疾患。
現在、根本的な治療法は存在しませんが、理学療法や作業療法を用いて日常生活の支障を減らす治療が行われます。

視神経脊髄炎 (NMOSD)

免疫抑制薬や血漿交換が使われます。
最近では、新たな抗体を標的とした薬物(エクリズマブ)が承認されています。

脊髄小脳変性症

症状の緩和を目指した対症療法が主です。
物理療法、作業療法、スピーチ療法などが用いられます。

ハンチントン病

症状管理が主で、抗精神病薬や抗うつ薬が用いられます。
遺伝子治療の研究が進行中です。

ミオパチー

病因により治療が変わりますが、ステロイドや免疫抑制薬が使われることがあります。
理学療法も重要です。

ニューロパチー

疼痛管理(抗痙攣薬、抗うつ薬)、神経保護(ビタミンB群)等が行われます。
原因疾患の治療も重要です。

良性頭位発作性眩暈 (BPPV)

物理療法(エプリー法)が第一選択。
薬物療法はあまり効果的ではありません。

アルコール性脳機能損傷

アルコールの断酒と栄養補給(特にビタミンB1)が主な治療です。
リハビリテーションも必要です。

急性脳症

原因疾患の治療が最優先。
感染症なら抗生物質や抗ウイルス薬、肝不全なら肝臓の治療など。

嚥下機能障害

嚥下リハビリテーションが中心。
必要に応じて経鼻経管栄養や経皮的内視鏡的胃瘻造設が行われます。

味覚障害

原因疾患の治療と、亜鉛補給や感覚訓練が行われます。

失声 (失声症)

通常は音声療法が行われます。
ストレスや精神的な要因が関連する場合は、心理療法も有効です。

失語

言語療法が主な治療法で、患者の理解力や表現力に合わせて調整されます。

失行

物理療法や作業療法が行われます。
日常生活の動作を再学習するための訓練が中心です。

失認

リハビリテーションや環境調整が中心。
認知機能を向上させるための訓練が行われます。

協調性運動障害

物理療法や作業療法が行われ、身体のバランスや運動の調整能力を改善します。

高次脳機能障害

先天性障害や事故後の後遺症、他の疾患との合併症なと様々に分類されます。
rTMS、tDCS、 リハビリテーションが中心で、認知療法、作業療法

デフォルトモード ネットワーク機能異常

人間の脳はコンピューターに比べて非常に消費電力少なく熱の発生もない効率の良い省エネの設計になっています。
だからここのデフォルトモードと言う状態、つまり脳をまるでエンジンをかけたまま一時的に休ませること非常に重要だというこ、21世紀に入りに分かってきました。
の機能上手く働かないことで、脳機能バランスを崩して、精神作用に悪影響をもたらす原因になる病気も多数有ることから少しずつ解明されてきています。
例えば2020年代前半の時点では、統合失調症、強迫性障碍、躁鬱病バイポーラー、境界型パーナリティ障碍、HSPや発達障碍の一部などです。
まだこの時点では明確な検査方法や治療薬剤は見つかっていません、一部の初期の軽症の方に、マインドフルネス精神療法有効であること判明してきました。
ヒトの意識のシステム体系にも関わる部分もあると解明されていて、大脳生理学の難解かつホットトピックの21世紀前半のメインテーマの一つであると言えるでしょう。

醜形恐怖症

醜形恐怖症の安静時機能的 MRI を撮影するとデフォルトモードネットワーク(DMN)変容します。自己の外見や体型に非常に執着する一方で,自分本来向き合わなければならない個人的・社会的問題には目を向けない傾向(つまり外的思考)強いのです。逆の内的思考や自己参照機能に関連するDMNは、この疾患では低下しています。

抜毛症 トリコティロマニア

現在準備中

盗撮癖

現在準備中

ひきこもり・不登校

現在準備中

失感情症

現在準備中

希死念慮

現在準備中

妄想癖

現在準備中

性倒錯

現在準備中

老年期精神異常症

現在準備中

母子共依存

現在準備中

コロナ後遺症うつ・睡眠障碍

低濃度の炎症性サイトカインは睡眠を促進させますの濃度高くなると不眠や睡眠の断片化につなります。一方で非炎症性サイトカインは、低濃度でも睡眠を阻害するのです。免疫系などの制御には数百種類のタンパク質関わっています。新型コロナなどのウイルス感染症は、この相互作用に様々な影響を与えるのです。ですから従来の鬱病や不眠症の薬剤治療では上手くいかないこと多くあります。の際は眼球運動脱感作再処理法EMDR、マインドフルネスや認知行動療法有効になります。

 

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