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脳神経伝達物質ドパミンの特徴 ~2~

[2024.06.18]

 

ドーパミンには2種類あると言えばわかりやすいでしょう。名づけてクイックなドーパミンとスローな

ドーパミン、つまり短い効果しかないドーパミンと効果が長く続くドーパミンです。実際にはそんな

名前のドーパミンはないのですが、分かり易く例えるとそうなります。クイック・カロリーとスロ

ー・カロリーのような感じです。白いパン、パスタや砂糖など吸収の速い炭水化物は素早くエネルギ

ーをトップまで持っていけますが、あっという間にクラッシュして仕舞いますね。ドーパミンの場合

はそれがインスタグラムの動画に相当するのです。一方、スロー・カロリーは全粒粉のパンや玄米、

レンズ豆、雑穀から得られ、エネルギーが長く持続します。スロー・ドーパミンを放出させてくれる

のは、その瞬間だけでなく将来的にも役に立つような活動や体験なのです。つまりスローなドーパミ

ンの特徴はその瞬間だけでなく、将来的にも役に立つような活動や体験から得られるという点であっ

て、我々人類の祖先が体験していたドーパミンの多くは、スローなドーパミンだった筈なのです。

 

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