世界で近年ますます顕在化する メンタルヘルスケアの打開策:シリーズ 3/7
[2024.09.09]
アメリカ精神医学会のうつ病治療ガイドラインでは、中等度〜重度のうつ病に対して、薬物+認知行動療
法の併用を強く推奨していますが、個別化医療の概念が浸透するにつれ、より多様な治療オプションへの
ニーズが高まっています。例えば、2008年に承認された「経頭蓋磁気刺激法」や、「ケタミン療
法(2019年エスケタミンの鼻スプレーで承認されました)」などの新規治療法、スマートフォンアプリや
デジタルプラットフォームを通じて提供される治療法「デジタルセラピューティクス」や、「バーチャル
リアリティ」を用いた認知行動療法など、テクノロジーを活用した革新的アプローチへの関心が急速に高
まっています。