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脳神経伝達物質ドパミンの特徴 ~4~

[2024.06.20]

 

 

我々の時間  (つまりここではドパミン) を奪って金を儲けようとする巨大プラットフォーマー企業に脳

を支配されているのが21世紀からの現代といえます。例えばゲームアプリの会社は次のような手段

を使っているのです。

1.ユーザーがアプリやホームページに長く留まるようにして、広告主からの収入をさらに増やす

2.アプリを長い時間使わせ、アップグレードやアップデートに課金しやすくする

3.多くのユーザーからドパミンを盗むほどユーザーが増え、アプリやホームページ、企業の価値が高まる

彼らはユーザーに可能な限りのクイックなドーパミンを出させるのです。そのために企業は人間の認

知機能、心理、生理的な反応を詳細に研究して、ゲームやカジノアプリの開発をしています。色、

音、フォルム、アニメーションを駆使してクイックなドーパミンを最大限に出させるのです。では彼

らは何故ありのままのスローなドーパミンの価値を提供しないのでしょうか。それは「エスカレータ

ー現象」が理由です。要するに既にクイックな「エスカレーター」を使っているユーザーは、別の企

業に新たにスローな「階段」を提供されても、余計なエネルギーを投じなければならないので見向き

もしないからです。これは昨今の時代の流れとテクノロジーの進歩の高速化を背景に、マーケティン

グ理論の基本にもなっています。

 

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