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脳神経伝達物質ドパミンの特徴 ~序章~

[2024.06.14]

 

ドパミンはモチベーションや勢い、何かを手に入れたいという欲求を生み、満喫させ、長期記憶にも

重要な役割を果たします。正確に言うとドーパミンを合成するニューロンは4種類あるのですが、ここ

では報酬を制御するニューロンと、意志の強さや決定など実行機能を制御するニューロンを取り上げ

ます。ドーパミンの「ベースライン」は非常に重要な概念です。ドーパミンは私たちにもっと探さ

せ、学ばせ、向上させるために、活動の「前」と「間」に増えるのです。活動「後」はベースライン

より低くなってしまう特質があります。このベースラインは人によって違うのですが、ここでは1~10

のレベルで5としてみます。そのレベルが上がるような活動、例えばインスタグラムで面白い動画を観

たりすると6まで上がり、しかし観終わるとすぐに4.9まで下がります。その人にもっとドーパミンが

増えるものを欲しくさせるのです。そこであなたは更にYouTubedeもう1本動画を観ると,それも1本目

と同じように面白かったが、観始めた時のレベルが低かったので5.9までしか上がらないのです。しか

も観終わると今度は4.8まで下がってしまいます。だからその調子で動画を観続けてしまい最後には飽

きて、もう面白いと思えなくなってしまいます。つまりその頃にはベースラインは4まで下がってい

て、動画を観始める前よりも精神状態が悪くなっていることが殆どです。皆さん、よくありません

か? こんなこと、、、 これからシリーズで全5回に分け、面白可笑しくこんな話を続けてみましょう

 

 

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