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双極性感情障碍

双極性感情障害 (Bipolar :バイポーラー)は、極端な気分の変動(躁と鬱)を特徴とする精神疾患です。

歴史的背景

古くから「躁鬱病」として知られていたが、近年では「双極性障害」という名称が一般的になっています。

概念

  • 躁状態: 高揚した気分、過活動、過度の自信など
  • 鬱状態: 気分の低下、興味喪失、疲労感など

検査・診断

  • 症状の持続期間や頻度、重症度を確認
  • 他の精神疾患や身体疾患との鑑別診断

バイポーラー1型

  • マニア期: 超活発、興奮し、眠れない、判断が乱れるなどの症状が1週間以上続く。
  • うつ期: 気分が非常に低く、興味を失い、エネルギーがなく、眠れないか過度に眠るなどの症状が2週間以上続く。

バイポーラー2型

  • 軽いマニア(ハイポマニア): バイポーラー1型のマニアよりも軽い症状で、4日以上続く。
  • うつ期: バイポーラー1型と同じく、気分が非常に低い状態が2週間以上続く。

研究によると、この疾患は遺伝や脳の化学物質の不均衡、さらには生活のストレスやトラウマなどが関与している可能性があるとされています。
バイポーラー障害は、適切な治療を受ければ、症状を管理し、健康的な生活を送ることができます。

治療

  • 薬物療法: 精神安定剤(例: リチウム、マイナートランキライザー)、抗癲癇薬、抗精神病薬、稀に抗うつ薬など使用。
  • 不安定なフェーズでは、此れらを複数組み合わせないとならないことが多い。
  • 症状が落ちたならば極少量で継続することで、再発を防止出来て安定した生活を送れる。
  • 認知行動療法: 症状の管理や再発予防症状の管理や生活スキルの向上を目的として行われる。
  • ライフスタイルの変更: 良い生活習慣やストレスの管理、定期的な医療受診などが助けとなる。
    • 電気けいれん療法 (ECT): 重症の場合に適応となることもある。

生活介助・福祉サポート:

  • 日常生活のサポートやアドバイス
  • 社会的スキルのトレーニング

公的精神保健制度:

  • 入院や通院治療のサポート
  • 精神保健福祉士やソーシャルワーカーとの連携

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